プロジェクトマネージャーを目指すには

SEのキャリアパスとして、昔からよく選ばれていたのがプロジェクトマネージャーです。近年はSEのキャリアパスも多様化しており、プロジェクトマネージャーの他にも選択肢がありますが、今回は昔ながらのプロジェクトマネージャーに焦点を当て、目指し方について紹介します。

プロジェクトマネージャーを目指すには、大きく分けて5つのスキルが必要です。SEからプロジェクトマネージャーになりたい人は、バランスよく5つの力をつけておくとよいでしょう。
1つめの管理スキルは、プロジェクトを順調に進行させてゴールへと導く能力です。人材を上手く活用してコスト削減しつつ目標達成できれば、全体の利益につながります。
2つめのテクニカルスキルは、業務を遂行する技術的な知識です。チームメンバーそれぞれがどのような技術を持っているか、把握しておくことも重要です。
3つめの問題解決スキルは、問題が発生した際にいかに迅速に無駄なく解決できるかが問われます。何が原因で問題が生じたかを分析し、さらなる問題点がないか、新たに問題が発生するリスクがないか徹底追及する姿勢も重要です。
4つめのコミュニケーションスキルは、複数のメンバーやクライアントとやり取りする交渉力として欠かせません。円滑なコミュニケーションあってこそ、プロジェクトが上手く進行し、リーダーとして信頼を得ることができます。
5つめに必要となるのが、自社・競合を含めた業界の動向や将来の展望を見極めるビジネススキル。技術革新が目覚ましいIT業界では、日々の精進が欠かせません。専門的な情報を収集・分析するだけでなく、国内外の他分野の情勢にも目を光らせておくくらいの努力が、いざというときの実力発揮につながります。様々な情報に目を向けることで、他人が気付かない着想を得られるときもあります。